お知らせ

お知らせ

7月15日(水)、本校講堂にて、第54回校内国語弁論大会が実施されました。今回は、中学生5名、高校生13名、留学生のみちるさんが出場しました。各クラスの代表者として、学校生活・社会生活の中で体験したことや気になっている問題などを取り上げて、自分の主張を熱く述べました。結果は以下の通りです。

 

中学の部

優秀賞  藤田 泉水(中3)「死ぬまでやる」

優良賞  園田 詩歩(1-1)「幸せさがしの旅」

努力賞  八木 日菜(2-2)「あたりまえって何?」

 

高校の部

優秀賞  青木 若菜(3D)「夢に誇りを」

優良賞  山口 鈴夏(3B)「勉強することの意義」

努力賞  吉田 未黎(1B)「鳴子がつないだ高齢者との絆」

     堤  美月(2E)「福沢諭吉に反論する」

奨励賞  石川奈津美(3E)「『知る』ということ」

審査員特別賞 ルパーモンティエ・エロディー・みちる「平和のためにできること~テロから考える~」

 

様子② 様子③ 中学 全員②

 

ミチルフランスからの留学生が、いよいよ日本を離れて帰国することになりました。お母様は聖和の卒業生。お父様はフランス人。縁があって聖和に留学生としてきてくれた彼女は、日本の文化に触れ、聖和の生徒たちともとても仲良くなって、帰国の日が近づくと、いつも目には涙を溜めていました…。そんなミチルさんのことが聖和の生徒たちも、大好きでした。フランスに帰っても、聖和で過ごした日々や、聖和のことを忘れないでください。

次の文章は、ミチルさんが「外国人による日本語弁論大会」に出場した時の原稿です。
本人の了解を得て掲載しております。(無断複写・転載禁)

「平和のためにできること ~テロから考える~」 聖和女子学院高等学校1年 ルパーモンチエ・みちる

1月7日、パリの新聞社シャルリー・エブドで12人が殺される事件が起こりました。この新聞社は、社会(しゃかい)風刺(ふうし)をすることで有名で、宗教、フランスの政治、文化などのテーマについて、記事(きじ)を書いています。風刺をしては、何回も 問題を起こして、そのたびに裁判所(さいばんしょ)に呼び出されていました。私も、名前は聞いたことがありましたが、読んでみようと思ったことはありませんでした。 その日、シャルリー・エブドの社内では、水曜日恒例(こうれい)の会議が行われていました。そこに黒い服を着た二人の男性が入っていき、編集部(へんしゅうぶ)の8人を殺害しました。そのメンバーは、風刺画を描く 有名なイラストレーター5人、経済(けいざい)学者(がくしゃ)、校正(こうせい)担当(たんとう)の女性、そしてこの会議に来ていたゲストでした。編集部(へんしゅうぶ)以外には、警官(けいかん)2人と清掃員(せいそういん)がいました。 犯人(はんにん)は兄弟(きょうだい)で、2人ともイエメンに行ってアルカイダのために働(はたら)いていたと考えられています。兄弟の目的は、シャルブと言うイラストレーターを必ず殺害(さつがい)することでした。 2013年、アルカイダは ヨーロッパの有名な人の攻撃(こうげき)対象(たいしょう)リストを作りました。この中には、シャルブの名前が書いてありました。彼がマホメットの人生を風刺画(ふうしが)に描いたからです。 フランス中の人々がショックでした。ホランド大統領は、シャルリー・エブド襲撃(しゅうげき)事件(じけん)の三日後、国をあげて追悼(ついとう)をおこないました。 私の妹といとこは、学校で 一分間の黙(もく)とうをしたそうです。さらに、1月11日には、フランス史上(しじょう)最大(さいだい)規模(きぼ)のデモが行われました。国内では400万人、パリだけでも100万人が集まって、その中にはシャルリー・エブドで働いていた人や、世界各国の政治家(せいじか)もいたそうです。 自由(じゆう)は、フランスの誇(ほこ)りのひとつです。 フランス人が一番ショックを受けたのは、表現(ひょうげん)の自由、出版(しゅっぱん)の自由、報道(ほうどう)の自由、風刺(ふうし)の自由、新聞社に必要(ひつよう)な これらの自由が全(すべ)て、テロによって脅(おびや)かされたことでした。この事件がなかったら、シャルリー・エブドが、フランス人の大切な自由を、勇気(ゆうき)を持ってつらぬいていたことに、気付かなかったかもしれません。 シャルリー・エブドの事件が起こった数時間後(すうじかんご)、”je suis Charlie”, 「私はシャルリー」というスローガンをかかげる人が出てきました。これは、シャルリーエブドの被害者(ひがいしゃ)に心を寄(よ)せ、表現(ひょうげん)の自由を守るためにつくられたスローガンです。この言葉は、ソーシャルネットワーク上で何(なん)万(まん)回(かい)も使われたそうです。元はフランス語ですが、色んな言語に訳(やく)されました。

フランスには、イスラム教の人が多く住んでいます。その人たちは、今回の事件が「イスラム教のイメージを悪くする」「シャルリー・エブドの人を殺したのはイスラム教徒(きょうと)ではなく、殺人犯(さつじんはん)だ」と思っているそうです。 フランスは人権(じんけん)の国だとも言われているため、生きる権利(けんり)を求(もと)めて、外国から多くの人が移住(いじゅう)します。しかし、外国人(がいこくじん)から仕事を奪(うば)われると考えるフランス人もいます。今回の事件(じけん)をきっかけに、イスラム教を恐(おそ)れた人々が、人種(じんしゅ)差別(さべつ)に走り、右翼(うよく)に賛同(さんどう)する人が増(ふ)えていくと思われます。

 日本でも、イスラムの過激派(かげきは)組織(そしき)に関係する事件(じけん)が起きました。それは、シャルリー・エブドの襲撃(しゅうげき)事件(じけん)の、およそ一カ月後(いっかげつご)でした。イスラム国のテロリストが、日本人二人を殺害(さつがい)した事件です。その一人は、フリージャーナリストの後藤(ごとう)健二(けんじ)さん。シャルリー・エブドの時のように、“I am Kenji”のスローガンが、ソーシャルネットワーク上にあふれました。しかし、彼を助けることはできませんでした。  後藤さんと、ヨルダン人パイロットが殺害される映像(えいぞう)を観(み)たオバマ大統領は、イスラム国を壊滅(かいめつ)させる、と強く発言(はつげん)しました。  私は、それを聞いて悲しくなりました。暴力(ぼうりょく)に対して、暴力(ぼうりょく)で応(こた)えるという悪循環(あくじゅんかん)が、おわらないと思ったからです。 日本は暴力にこたえないように、「戦争(せんそう)はしない」と憲法(けんぽう)に定(さだ)めたので、70年も平和(へいわ)であり続けました。戦争で苦しんだ人(ひと)のことを忘れないように、資料館(しりょうかん)や記念(きねん)碑(ひ)が、多く建(た)てられています。 私も長崎の原爆資料館に行って、戦争の恐ろしさを本当に感じました。戦争で苦しむ人はたくさんいても、喜(よろこ)ぶ人は絶対(ぜったい)にいません。 しかし、人間は忘れる動物だと言います。平和であり続けるためにも、過去(かこ)におこった戦争(せんそう)の恐(おそ)ろしさを知り、また次の世代(せだい)にも伝(つた)えていきたいです。

 

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本日(7/17)は、平成27年度第1学期の終業式でした。 終業式に先立って、俵町教会の谷脇神父様にご来校いただき、「平和のミサ」を行いました。 戦後70年目を迎え、今日与えられている平和のありがたさを再認識し、その思いを自分の身の回りの人に与えなさい…。 生徒たちは、神父様のお話に静かに耳を傾け、静けさの中で響く聖歌に、それぞれの思いをのせて、世界の平和を願いました。

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平和のミサを終えると、この夏休み期間中に行われる九州大会や全国大会に出場する生徒たちの壮行会が行われました。
吟詠で全国総文祭に出場する大石さん(3B)。
書道で同じく滋賀県での総文祭に出場する阿部さん(3B)。
写真の部では吉田さん(3E)が激励を受けました。
また、その他の文化部では、連続出場を果たしているワープロ部の速度競技と技能競技の代表者が挨拶をしました。
一方、運動部では、体操部が大阪で行われるインターハイに出場することが決まっており、激励を受けました。

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平和のミサ、壮行会を終えて、いよいよ1学期の終業式。卜部校長先生からの訓話がありました。 「光陰矢のごとし」の言葉からお話は始まり、入学式や1学期の始業式からの過ごしてきたこの学期が生徒にとってどんな状況でしたかと問われました。 表題の「苦難は忍耐を生み、忍耐は練達を、そして練達は希望を生む。」という言葉を聖書から引用され、今自分たちが向き合っている勉強という苦難。それを乗り越えようとすることから忍耐力が付き、その忍耐力を積み重ねていくことにより、物事に精通し練達の域に達することができます。そうして初めて、自分の次のステップ、次の将来に向かう希望が生まれてくるのですよ。勉強は何のためにするのか…その答えを、「男はつらいよ」の寅さんの言葉から、生徒たちにわかりやすく説いていただき、1学期の終業式を終えました。

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平成27年7月18日(土)のお昼から「聖苑会のつどい」が、九十九島ベイサイドホテル&リゾートフラッグス(旧 九十九島観光ホテル)にて行われました。 その同窓会の中で、九州大会・全国大会に出場するワープロ部と体操部に対して、激励金が授与されました。 IMG_1924 今日の、ワープロ部の練習で生徒たちに披露したところ、生徒たちは大喜びで、写真をつうじて卒業された先輩方にお礼を言いたいとのことで、ホームページからではありますが、心よりお礼を申しております。ありがとうございました。

 先日、KID’S&Jr.エアロビックダンススタジオZOOのみなさんと聖和のダンス同好会の合同練習が行われました。エアロビの先生、金羽先生はとても笑顔の素敵な先生で、子どもたちも楽しくレッスンを受けている様子でした。

 側転をしながら、壁まで移動をしたり、体力をつけるために2人組になって両足を持ち上げて両手で歩いたりと、普段はじっくりとできない基礎練習もしっかりと教えていただきました。

 最後は、3チームに分かれ、同じ曲でダンスを創作して披露するという企画もあり、とても充実した時間でした。金羽先生、スタジオZOOのみなさん、ありがとうございました。(^^)IMG_2270IMG_2259IMG_2246IMG_2215IMG_2268

 

 先日、松浦市の不老山花と光のフェスタに出演させていただきました。今年度、初めてのイベントということもあり、ダンス同好会のメンバーは緊張した様子でした。

 今回は、新曲の「もんだいガール」では、ビニール傘にマジックでカラフルな色を塗ってダンスに取り入れたり、衣装も自分たちで作るなど、工夫が見られました。

 会場の皆さんの温かい声援と拍手に子どもたちも励まされ、最後まで笑顔で踊ることができました。松浦市のみなさん、ありがとうございました。

 さて、ダンス同好会に今年度、新入生が8名入りました(^^)/ とても嬉しいです。毎日楽しく練習をしているようです。  明日、第4回アメリカンタウンフェスティバルに出演させていただきます。1年生にとっては、初舞台となります。3年生が全員揃うこともこれが最後です。 どうぞ、よろしくお願いします。

日時:7月20日(月)   17時15分~18時

場所:佐世保島瀬公園

ジャンル:1学年、2学年、3学年、洋楽、J-pop、K-pop、アニメ等

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説明会およびオープンスクールの参加申し込みは、電話でのお申し込みも受け付けております。
1回目(6/20)の参加者も、もちろん参加オッケ~(^_^)✌
電話:〔職員室〕0956-23-9643 ・〔事務室〕0956-22-7380

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聖和女子学院中学校では下記の日程で入試説明会およびオープンスクールを開催します。
前回ご参加の保護者の方も・お子様も何度でも参加できます。
お申込は下記のフォームまたは直接電話(0956-23-9643:職員室)にて随時受け付けております。

上記チラシのPDFファイルはこちらから(PDF形式:1271KB)

【入試説明会】
6月20日(土)10:00~、7月25日(土)10:00~、8月22日(土)10:00~
9月26日(土)10:00~、10月31日(土)10:00~

【オープンスクール】
開催日時 10月31日(土) 10:00〜

雨にも負けず 風にも負けず

岩手県花巻出身の詩人、童話作家でもある宮沢賢治の死後、彼のカバンに入っていた手帳から発見された詩の一節です。詩のモデルとなった人物は、賢治とも交流があった斎藤宗次郎という、キリスト教の信者であったらしい、ということを最近知りました。斎藤さんの生き様を知り、この詩はより深い感動を私に与えてくれました。試験が終わったら皆さんも是非調べてみてください。

 

体感温度は35℃にも達するという暑さの中で、なでしこジャパンが見事準決勝に進出しました。

「確かに暑かったですが、湿気の高い日本の暑さに比べれば苦ではなかった」と、インタビューに答える選手の言葉を耳にして『雨にも負けず』の詩が脳裏をよぎりました。ハーフタイムに入った直後に、ぐったりとピッチを歩くオーストラリア選手を尻目に、小走りでロッカールームへ向かうなでしこたち、ゴールを決めた直後も、無駄な体力を使っていそうだなぁと余計な心配をしてしまうぐらい、喜びを爆発させる姿に底知れない強さを感じました。

普段から日本で暮らしている人は春夏秋冬を知っている。自然の恵みや優しさ、穏やかさや美しさ、豊かさを知っている。時折牙をむく自然の凶暴性や理不尽な仕打ちも知っている。季節の移ろいが緩やかな時も、ガラッと変わることも知っている。何気なく暮らしている私たちの日常は、実は他の国や地域に暮らす人たちにとっては、とてつもなく羨ましいものであり、恐ろしいものでもあります。

変化することが日常の日本で暮らしてきた人々は、微妙な変化も見逃さず楽しみ、文化や芸術にまで取り込み、僅かな変化で危険や困難さを悟り、解決のための知恵をつけたり習慣を生み出してきました。急激な変化にもへこたれず、乗り越え、真剣に向き合ってきた歴史が、暑さや寒さが続く無変化の環境にも対応できる強い心と身体をつくることにつながりました。

「雪にも夏の暑さにも負けぬ 丈夫な体を持ち 欲はなく 決して怒らず いつも静かに笑っている」

先日、うだるような暑さでも集中力を切らさず、他校の選手に挑み、一心不乱にボールを追っていたテニス部の生徒、遅くなりましたが、中体連・高総体に全力を出し切った選手の皆さん、声を振り絞って応援した皆さん、日本のDNAをしっかり受け継いでくれていましたね。お疲れ様でした。明日からの試験もがんばってください。大きな上向きの変化を期待しています。今朝はこれで終わります。

 

聖和女子学院高等学校では下記の日程でオープンスクールを開催します。保護者の方も参加できます。
お申込は下記のお問い合わせフォームから直接行っていただくか、チラシをプリントアウトして裏面の申込書を記入のうえ本校事務室までFAXしてください。

事務室FAX番号 0956-23-9643

【オープンスクール開催日時】

  • 第1回 / 7月28日(火) 10:00〜
  • 第2回 / 8月20日(木) 10:00〜

 

チラシのPDFデータはこちらから(PDF形式:2456KB)

 

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